長財布

2020/07/24 Fri 16:19

2015年10月完成。
エメラルドグリーン(リザード)、タテ105×ヨコ190×厚さ5ミリ、重量95グラム。

・折り目のついていない紙幣を必要とするようになった(そんなに頻度が高くないだけに、思い立った時はすぐ手元に欲しい)
・小銭が必要な機会が増えた(学校関係。なんであの集金というやつは、いまだあんなにアナログなんですかね?)
・駅近(当社比)に転居
・2013年12月にリザードのキーホルダーを購入(オーソドキシー様で初めて、既製品を買いましたw)。キーホルダーを所持している状態に

ということで、長財布に乗り換えようかとなったわけです。
今回、機能として求めるのは「お札を折らずに持ちたい」。長財布ではデフォルトと言えるものです。
よって、ギミックに凝る必要は皆無。

考えるのは革の色くらいですかね…と思っていたところへ、K様が見せてくださったのがリザード。
しかも、あざやかなエメラルドグリーン!
それはそれは、とてつもないインパクトがありました。

ちょうど、エキゾティックレザーに興味を持ち始めた頃(ゆえにキーホルダーを買ったのです。まずはメンテとケアの練習のために既製の小物を、と)。
もちろんこの上なく魅力的でしたが、はたして自分がこの革に見合う「格」を持ちえるものか…とは、かなり悩みました。
しかし、唯一無二のこの誘惑には抗しきれず(笑

引き取りの日(2015年10月30日)に撮った写真(お店を出てすぐの喫茶店でw)があったので、現在のものと上下に並べてみます。

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内側は、ここなら汚すこともあるまいと、永遠の憧れ・特製牛革のナチュラルベージュにしていただきました。
とか言いつつ、ちょっぴり染みを作ってしまっていますが(泣 でも無傷の部分はすばらしい色になっています!
「見える紙幣入れ」の後ろは、いつもの「見えないレシートスペース&縦型カード入れ」。
歴代最高に収納力のある小銭入れを付けたのに、今や生活から硬貨がほぼ一掃されたことに時の流れを感じます。時代がわたくしに追いつくまで、長かった…!w

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小銭入れのファスナーについてはノープランで、確か裏革と同じベージュ系統を希望した記憶があります。
そうしたらK様が、表革とほぼ同色のものはどうかと、わざわざ後からご連絡くださいました。
当時から「凄い!」と思いましたが、これも年月が経つほどに、ますます真価を発揮するデザインだと思います。

なお写真の右上に、何やらただならぬ物が写ってますがw
前年の2014年末に、お店のブログにアップされたパイソン革の「ジーヴス」に一目惚れ。衝動買いしたものです。
「ジーヴス」はお札を折るタイプのお財布で、とてもよく考えられたお品なのですが、ここまでお読みいただいた方にはおわかりのとおり個人的な必要性は皆無。100%、まさしく衝動買いですw
「何か特定の物を入れるため」に革製品を買う私のスタイルからは、本当に異例のことでした。
パイソンの鱗の繊細さにはかなり緊張感がありましたが、その甲斐あってなかなか綺麗に育てられたのではないかと思います。
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2011年1月完成。
ダークブラウン(タシ)、三つ折り、タテ95×ヨコ80×厚さ20ミリ、重量65グラム。

異動で内勤になり、領収書生活が終了しました。
同時期に家庭の事情で駅徒歩30分という僻地へ転居し、クルマ生活開始。
もともと兆しがあったミニマリスト志向がますます顕著に。

2つ目の事情から最初はキーケースを作ろうかと考えたのですが、3つ目の事情から、それを財布と一体化させたいと思うようになりました。

今回のお財布のテーマは…。
(以下、2014年2月に書いた記事を再構成しました)


(1)とにかく小さく

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今でこそ「ジャストカードサイズ」を謳ったお財布も多いですが、これを作っていただいた当時はほとんどありませんでしたねえ。
このお財布で印象に残っているのが、「糸は何色にしますか?」と尋ねられたこと。
「い、糸…?」とセンス皆無な私は目を白黒。
このみかん色はK様のおすすめです。仕上がりを頭の中で想像することなど私にはもちろんできなくて「じゃあそれでお願いします」みたいな感じだったのですが、10年経って振り返るとため息が出るほど素敵です。


(2)キーホルダー兼用
クルマというのがまたアレで、いまどき鍵を鍵穴に差し込むタイプ。1,000台も売れなかったという超絶マニアックな代物なのです。
キーホルダーは必須ですが、それだけのために荷物をひとつ増やすのはイヤ!
と、いうわけでこんなの(笑)
お財布ひとつ持って車を乗り下りできるのは非常に便利です。

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紙幣を入れるとこんな感じ。
札押さえの天辺が端まで完全開放されていて、なにげに前の二つ折り財布から進化しているのがおわかりいただけますでしょうか?
この手の意匠も今ではよく見かけますが、当時はあまりなかったように思います。

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硬貨はこんな感じ。

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この頃からキャッシュレス派でしたが、当時はキャッシュレス決済が(特に少額決済で)そこまで浸透しておらず、緊急避難的な意味合いで付けました。
既製品を切り刻み、紙とホチキスで部品をくっつけた見本を持ち込んだのはこの時が初めてでした。以後、革どころか布さえ扱う技術のない私の常套手段となりますw
この小銭入れは我ながら窮余の策で、実のところほとんど使用しませんでした。
今なら、まずK様にご意見を仰ぐと思います。「ここは絶対こうしたい!」という部分を熱く語ったら、あとはお任せが今のスタイル。
フルオーダー=一から十まで自分で決めなきゃいけない! と思い込み、まだオーダーに慣れていなかった頃ですね。
誰かの参考になればと思い、黒歴史を晒してみましたw


(3)独立レシートスペース&縦型カード入れ

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昔の画像にカード2枚差しのものがありました。こんな感じです。
私はものすごい乾燥肌で指先に脂分がほとんどなく、革のお財布の横型カード入れにぎっちり嵌まり込んだカードを引っ張り出すとか難行苦行なのですが、この形だと苦労知らずです。
領収書生活が終わっても、レシートスペースは続投。これについて2014年に書いた文章が↓です。
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もともとそんなにレシートは溜めない人ですが、大容量の(ビ○ォーアフター的表現)レシート入れは欲しいですね。
お札とレシートの場所が逆じゃね? って声があるかもですが、支払いの8割をクレカと電子マネーでしているので、現金はそんなに要らないのです。
それに、お札は大きさもデザインも統一性があるけれど、レシートはごちゃごちゃしてますし。
「片付けられない人の習慣」的な記事で「お財布がレシートでごちゃごちゃ…」とかいうのをあんなに見かけるということは、みんな悩んでいるんじゃないんですかねえ。それにしてはこれもホントに、市販品には「求めて得られない」機能ですけど。
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(4)押し出し機構付き外ポケット

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駐車券なんかのちょい差しに便利。
これを作った当時はまだ絶滅していなかった、磁気式定期券の格納場所にしていたこともあります。

こうして見ると、機能面では前の二つ折りからほぼ変わっていないことがわかります。
つまり、これが私のスタイルだというわけですね。
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二つ折り財布

2020/07/24 Fri 13:25

2007年10月完成。
ワインレッド(タシ)、二つ折り、タテ95×ヨコ100×厚さ15ミリ、重量45グラム。

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「なんで私の欲しい物はこの世の中にないんだろう?」「ここはこうなっていたほうが絶対いいのに…」
そんな思いを抱いていた若かりし頃、ついうっかり「オーダーメイド」でググったのが事の始まりでした。

当時の要望は以下のとおり。
札入れ2室:領収書を日常的にたくさんもらう仕事をしていたので、札入れとは別に領収書入れが欲しかった。
横長でないカード入れ:この超絶取り出しにくい機構は誰が考えたんですかね? 昔から大っ嫌いでした。
小銭入れは不要:先輩から「紙幣と硬貨は分けて持つのが便利だよ」と聞いてすっかりその気に。新米社会人あるあるw
なるべく薄く、小さく、シンプルに
財布なんて世にゴマンとあふれているのに、たったこれだけの願いが実現できないんですよねえ…。

軽率にググって知った初めてのお店に、暑い夏の日、日頃無縁のオサレタウンにかなり気おされながら行きました。
小さなお店に思い切って足踏み入れたところ、寡黙な印象のおじさまが出てきて「店の者は今いません」。
さ、財布作りたいんですけど…と言うと、「どんなのですか?」。
これこれこんな感じで…とつらつら語ったのをサラサラッと画に起こして、「6万円です。できあがりまでしばらくかかります。できたら連絡します」。
以上、みたいな。

コワッ…が率直な第一印象(笑
ちょっと話聞いて6万円也というのも当時の自分には衝撃だったけど、とてもそんなことは言えない雰囲気(笑

2か月後。
何も知らなかった私にはえらいこと長く感じられましたが、今にして考えたら妥当な期間ですね。
(ちなみに、現在の納期はもっと短いです。社業が拡大したからだと思われます)
よく覚えていないのですが、確か受け取りの時には「店の者」=デザイナーK様がいらしたように思います。
ありがちな無骨さとは無縁のエレガンスといい、きれいに包んでジャストサイズの箱に入れられたパッケージングといい、「ハンドメイドのお店」(と当時は誤解していた)なのに超メジャーなブランド品並みの高級感が印象的でした。
「職人は接客に慣れていないもので。すみませんでした」と言っていただきましたが、これも今思えば、別にことさら威圧的でもなかったですね。
こっちこそ世馴れてなかったw

ここのお品はいつもそうですが、一目見て「うわあ!!!」みたいなキラキラ感()はありません。
(お店の特製牛革の場合。エキゾティックレザーなど押し出しの強い素材を選べば、それはもう圧倒的な存在感です)
ですが、使い始めて3日で真価がわかり、1か月もすると手放せなくなります。


普通だと札入れの、ここがレシートスペースです。
右手前と奥がカード入れ。段差をつけて2枚ずつ、計4枚収納できます。
さらに1枚目の写真にあるように、外側にも左右1枚ずつのスペースがあります。
外側はカードの半分くらいが露出しており、かつ薄手の磁気定期券(時代を感じるw)の専用スペースにしていたので、出し入れもno problem。

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じゃあ紙幣はどうすんの? というと、表に収納します(下のDカンは小銭入れ連結用です)。

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お札が見えてるスタイルにみんな引くんですが、別に見えてても困らなくないですか? 取り出しやすいし、把握しやすい。
種類が少なくデザインにも統一性がある紙幣は、わたし的には「見えてていいもの」です。
むしろ、ごちゃごちゃと生活感あふれるカード類こそ見せたくない。
ハイ、みごとに世間一般とは真逆です。こりゃオーダーするしかないですねw

まずは道具としての秀逸さに不便が取り除かれて、生活上のマイナスがゼロに。
それから、モノとしての品質や味に所有する喜びが生まれ、プラスがぐんぐん積み重なっていく感じです。

こうなるともう、離れられない。
かくて私のオーダー人生が始まったのでした。
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買い物に行って

2020/07/24 Fri 11:15

お菓子をもらってくる。

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ちょっとね、何言ってんだかわかんないと思うんですがw
いつもお世話になっている、銀座のオーソドキシー様で頂きました。
東京では買えない珍しいお菓子なんだそうです。

こちらのお店は銀座の、でも思いがけず静かな一角にあって、ドアを開けた瞬間からヨーロッパの老舗のたたずまい。
一見敷居が高そうですが、ご覧のとおりむしろサービス満点です。
ユニクロのレーヨンブラウスを愛用し、ナチュラルボーン脱コルセット。およそ洒落っ気ゼロの私がなぜオーダーメイドなどという別世界の「沼」にはまったかというと、単純にそれが合理的だったからです。
自分の要求をすべて満たす物を持つって、本当にQOLが向上します。

というか、小さな不便がいかに心身にダメージを与えるか、それがなくなって初めて気づけましたね。
身の回りの品って、毎日毎日何年間も使うだけに影響大です。
belongingsとはよく言ったもの。物は人に、まさに密接・密着しているんです。

名称未設定

歴代財布遍歴。どれもフルオーダーメイドです。
初代が左下のワインレッド。2007年10月〜2011年1月。
2代目、右下のダークブラウン。2011年1月〜2015年10月。
3代目、上のエメラルドグリーン。2015年10月〜現役。
変えすぎだろって思われそうですがw 飽きたのでも壊れたのでもなく、生活の変化に伴う必要性から乗り換えました。
まあそれは、二つ折り→三つ折り→長財布という形を見るだに一目瞭然ですかね。

一時それこそ生活が激変し、ブログも中途半端に放り出していたんですが、改めて個人的なオーダーメイドの履歴を書いてみたいと思います。
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「デスノート the Musical」で観劇の楽しさを知って、カッキーを知って彼について調べて、その時から「観たい!」と思っていた演目。
ミュージカルファンはにわかでも、実録殺人ヲタとしては四半世紀のキャリアですw 再演決定はまさしく「キターーー!!!」でしたが、キャパの小ささから覚悟はしていたもののチケットの争奪戦が…凄すぎた(汗

そんなこんなでこぎつけたレオポルド&ローブですが、いたしかたないこととはいえ事件前後の描写がほとんどなので、ふたりの天才(かはともかく、少なくとも秀才)ぶりがあまりわからない。元ネタを知らない人には、ただの厨二病にしか見えないのでは。
いやまあ実際眼鏡も史実だし(しかもガチのチョンボ)、どこがエリートやねんというお粗末な犯行だったのは事実なんですけどね。ただ、なんでこの事件がくりかえし取り上げられ、100年経っても知られるものになったのかというと、「少年」「裕福」「秀才」なんつーキーワードが大衆のココロをくすぐったからであって、そのへんの背景があまり伝わらないような気はしました。そうなると「なんでこんなしょーもない、ありふれた事件をわざわざ演劇化したの?」となりそうで。
いっそ史実のレオポルド&ローブと「裕福で秀才なふたり」が引き起こした歴史的反応については忘れて、1篇のお芝居として観たほうがいいのかもしれないと思いました。そうしたら普通に、いやとっても面白いお芝居でしたよ!!!

まず冒頭の松下さんがいやにしょぼくれてて、声も全然通ってなくて、あれ「ラディアント・ベイビー」の時のお美しさはどこへ…と思いきや、おっさんver.と青年ver.の演じ分けだと悟ってびびりました。元ネタを知る者ならではの違和感で、ラストの大ネタにも驚かされました(知らない人は、逆に予想ができるかも)。
カッキーの冷たい美しさは相変わらずですが、夜神月役とは似て非なる悪人ぶり・錯乱ぶりで、役者さんってほんとに凄い、と改めて。
ピアノの音色は綺麗でしたが、肌触りとしてはミュージカルよりストレートプレイに近く、歌はあまり印象に残りませんでした。
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